お暑うございます。毎日太陽が強烈な真夏ですね。
今年は冷夏という予報もありましたが、それを裏切って猛暑です。
毎日寝苦しくはないですか?
エアコンをつけずに寝ている方(私もそうです)は朝、汗びっしょりで目覚める毎日ではないでしょうか?
そう、寝ている間も汗をかきます。
その汗は、肌掛け布団やタオルケットはもちろん、敷布団にも浸み込みます。
敷布団の中は、高い室温も相まって、細菌がどんどん繁殖していきますよね。
敷布団は天日干しで十分なのか?
たしかに太陽光は強い消毒作用を持っています。
太陽の当たった部分は紫外線によって殺菌されます。
当たった部分は、ですよ。布団の表面はたしかに殺菌作用が働くでしょう。
ただ、布団というのは綿を布でくるんだものですよね。
当然、中綿にまで日光は当たりません。
布団洗濯で細菌除去 検証、生存15%まで減少 琉球大学とランドリージロー – 琉球新報
天日干しと洗濯を行い、布団に付着している一般細菌や真菌などがどのように変化するか検証した。天日干しした場合は一般細菌の生存率が77%となったものの、真菌は127%まで増加した。
え? 増加したの!?
真菌というのはいわゆるカビ類のことです。カビは喜んで増えちゃった。
一般の細菌も8割近くが生き残っている!
天日干しだけでは不十分!
布団には、細菌だけではなくてダニも棲息しています。
このダニは、草むらにいるマダニなどの刺すダニではなくて、人間の垢やフケなどを食べているヒョウヒダニという種類になります。
ダニたちは、布団が天日干しされると、中綿の深くまで潜ってしまいます。ダニが死滅するのは50℃以上の高温ですが、天日干しでは当然そこまで温度は上がりません。
もし天日干しでダニを殺すのなら、黒いマットなどで布団全体を覆わないとダメだそうです。
ちなみに、布団を布団たたきでパンパン叩くのもダメなんだそうです。というのは、布団の中にダニの死骸があった場合、その死骸が叩くことによって砕けて粉状になります。ダニの砕けた死骸はハウスダストアレルギーの原因になるんですよ。
敷布団はやっぱり洗うのが一番!
天日干しでダメなら、夏のたっぷり汗を吸い込んだ敷布団はどうしたらいいでしょう?
やっぱり洗うのが一番です。上でご紹介した琉球新報の記事には、こう書かれています。
洗濯した場合は一般細菌の生存率は15%まで抑えられ、真菌は5%まで減少した。洗濯するとアレルギーの原因も検出基準値以下まで除去された。
敷布団を洗うなんて大丈夫? って思っていませんか?
最近の敷布団はけっこう洗えるから大丈夫です。自宅の洗濯機が小さくて敷布団は入らないという方は、ぜひ当店にお持ちください。
当店の洗濯乾燥機(3~5号機)に設けた「ふとんコース」は布団の洗濯に適した水量や乾燥時間に設定した他、防ダニ加工剤の「ダニクリン」を使って、ダニがよって来ないような忌避効果を発揮します。これは北摂エリア初なんですよ!
ちなみに、敷布団の構造によっては中綿が固定されておらず、そのまま洗濯乾燥してしまうと中綿がズレたり、よじれたりするものがあります。
そのために当店では新開発の「フトン巻きネット」を常備しております。
フトン巻きネットを使う必要の見分け方については、こちらの記事をご参照ください。
→フトン巻きネットを使う必要の見分け方