今日は、乾燥時間についてのお話をします。

家庭用洗濯乾燥機は乾燥時間が長い?

最近は家庭用の洗濯乾燥機も普及してきました。コインランドリーの洗濯乾燥機と同じように、入れ替えなしで洗濯から乾燥までできます。

違いは、容量と完全乾燥までにかかる時間です。

こんな記事を見つけました。
[link_preview]http://the360.life/U1301.doit?id=1081[/link_preview]

家庭用のドラム式洗濯乾燥機は、けっこう乾燥時間が長いようです。

これは某社の洗濯乾燥機の取説の1ページなんですけども、「所要時間の目安」のところを見てください。
最短は1時間ですが、その後に「~7時間」というような数字が見えますね。

実際、洗濯・乾燥をしたら4~5時間はかかるようです。

コインランドリーの乾燥はなぜ早い?

当店、コインランドリー爽 片山坂店にそなえてある洗濯乾燥機では、洗濯から乾燥までが約1時間(標準コースの場合)でできます。場合によっては、自動的に少し延長するケースもあるようですが。

家庭用の場合と違うのは、洗濯よりもむしろ乾燥時間です。だいたい洗濯30分に乾燥30分ですね。

理由はいくつかあります。

超高速脱水

コインランドリーの洗濯乾燥機はコンクリートの床にアンカーを打ってボルトで固定されています。この固定が一番効くのは、脱水の時ですね。当店ご利用のお客さまは洗濯乾燥機が脱水しているのをごらんになったことがあるかと思いますが「ギュイイイイーン!!」という音を立てて、超高速で脱水します。これはしっかり固定してあるからこそできる脱水なんですね。

家庭用洗濯乾燥機は洗濯パンの上に置いてあるだけですから、そんなに高速で脱水することはできません。

脱水がしっかりしているからこそ、乾燥時間も短くすむんです。

ガスの強力な火力

家庭用の乾燥機や洗濯乾燥機は電気で加熱するタイプが主流ですが(ガス乾燥機もありますが少数です)、コインランドリーの洗濯乾燥機、乾燥機の熱源はガスです。当店ではLPガスを使用しています。

ガスの強力な火力で一気に熱するからこそ、乾燥時間が短くてすむんですね。
しかも、乾燥上がりはふわふわです。これも強力な熱源だからこそ。

しっかりした排気ルート

もうひとつ、家庭用の洗濯乾燥機や乾燥機が乾くまでに時間がかかるのは、排気の問題があるんです。

冒頭で紹介した記事を読んでいただければわかりますが、排気を室内に出しているんですね。室内は暑くなりますし、なかなか乾燥が進みません。記事では、サーキュレーターを使って洗濯室の温度を下げていました。

コインランドリーの場合は、乾燥時に出てくる排気を機械の背面からパイプで屋外に逃がしています。当店の場合は、向かって左側の駐車場入口に排気口があります。ですから、湿った熱気もどんどん外に出て行くので、乾くのが早いというわけです。

いかがでしょうか? 家庭用洗濯乾燥機も便利なものですけども、乾燥の早さではコインランドリーにかなうものではないようですね。