夏も終わりかけていますが、そろそろ秋の布団を出しておかなくちゃ、というのにはまだ早いでしょうか。

布団は年に何回洗いますか?

たたんだ布団唐突ですが、お宅では布団は年に何回くらい洗っていますか?
シーツは毎週のように洗っているけれど、という方が多いかと思います。
でも、布団の本体はどうでしょう?

「布団? 洗ったことないわ」という方もおられれば、「毎月洗ってます」という方もおられる(?)でしょう。

コインランドリーとしては、それは毎月でも洗っていただける方が嬉しいのが本音ですが、実態はどうでしょう?
年に1回でも洗っている方の方が少数派のような気がします。

旅館の場合は

家庭の話とは違いますが、厚生労働省が旅館業に対する通達を出していまして、その中にはこんな指示があります。

(寝具の管理)
(3) 寝具は、次に掲げるところにより洗濯等を行うこと。

 (1) 布団、枕、毛布及びこれに類するものは、日光消毒と十分なはたきを適切に行い、1月に1回以上、その中心部の温度をおおむね60℃30分間加熱乾燥する方法又はこれと同等以上の効力を有する方法による加熱処理(暫定的処理基準とする。)を行うことが望ましいこと。 
 また、布団及び枕にあっては、6月に1回以上その汚れ等を除去するため丸洗い(洗濯物に洗剤液及び水を直接吹きつけるなどして行う洗濯方法であり、もみ洗い処理工程がないものをいう。以下「布団丸洗い」という。)を行うことが望ましいこと。この場合、布団丸洗いは、前記と同様の効力を有する加熱処理工程を含めることが望ましいこと。

つまり、旅館は半年に1回は布団を丸洗いしなさい、ということですね。

布団クリーニングの専門家は

布団クリーニング業者は、当店にとってはライバルみたいなものですが、そのページの中でこんな記述を見つけました。

布団丸洗いでダニ退治|布団クリーニング 羽毛布団クリーニング 信頼のブランド フレスコ|ふとん丸洗い専門店 

上のグラフを見るとわかるように、布団を丸洗いすることで、ダニやダニのフンはほとんどなくなりますが、半年もたてば再び増えてきます。布団をお手入れなしで使用すれば半年でフケ・アカがたまります。月日がたつとダニのエサとなる汚れが必ず蓄積していきます。布団は半年か1年に一度、定期的に洗浄して中わたの汚れとダニアレルゲンを取り除く事が大切です。

さすがにグラフまで引用できないので、グラフは上記のリンクを辿って見てください。

専門家も、半年、長くても1年に1回は布団を洗浄することを支持しているようです。

布団クリーニング、高くないですか?

情報を引用しておいてなんですが、上記のふとん丸洗い専門店さん。けっこうお高いようです。

具体的にはご自分でおたしかめください。⇒ フレスコ|ふとん丸洗い専門店

一番安い羽毛布団限定コース(1枚)で8,000円台。
一度にお願いする枚数を増やしていけば、割引にはなるみたいなんですが、いいお値段ですね。
半年に1回となると、考えちゃいますね。

その点、当店の中型洗濯乾燥機の「ふとんコース(防ダニ加工)」は1,500円ですから。
シングルの羽毛掛布団ならだいたいこの値段で乾燥まで終わります。※
大型洗濯乾燥機の「ふとんコース」でも1,800円ですね。

ちなみに洗濯乾燥機でふとんを洗う場合、あまりギッチギチに詰めなければ1枚には限りません。
だいたいドラムの9割くらい、少し余裕を持たせて入れてください。

布団も材質や厚みがいろいろありますから一概に言えませんが、2枚一緒に洗えるケースも多いです。
入れすぎると乾燥が行き届かない場合もありますが、その時は乾燥を100~200円追加していただくだけです。

※キルティング加工されていない敷布団の場合、フトン巻きネットを使っていただく必要があります。この場合、内側まで乾燥しないので、一度ネットを外して裏巻きにして再度乾燥をかけていただきます。フトン巻きネットをお使いいただたい場合は、所要時間は2時間~2時間半、費用的には中型洗濯乾燥機想定で2100円~2500円くらいになります。

フトン巻きネットの必要性の見分け方