このブログは普段テレビドラマの話題など取上げないのですが、たまにはいいかと思ってドラマからの話題をひとつ。金曜日の22時からよみうりテレビ系で放映されている「凪のお暇(いとま)」というドラマをご覧ですか?
なぜこのドラマの話しをするかというと、ドラマにがっつりコインランドリーが登場するからなんですよ。
見てない方のために簡単にどんなドラマであるかお話しします。主人公は黒木華(はる)さん演じる28歳の元OL大島凪(なぎ)。大企業に勤めていた彼女が、息苦しい生活に疲れて、会社を辞め恋人とも別れて、布団ひとつ抱えて東京郊外のボロアパートに引っ越します。
ドラマはここでの彼女の生活を描いていくのですが、洗濯機を持っていない凪さんは近所のコインランドリーを愛用するようになります。
このコインランドリー、見るからに古い店で、当店のような洗濯乾燥機はなく、縦型の洗濯機とドラム式の乾燥機が並んでいます。
それだけならよくある話しなんですが、先週放映の第7話で凪さんと友人の坂本さんが、このコインランドリーの経営者から「店を買わないか?」と話しをもちかけられるんですよ。
経営者の提示した値段がなんと「100万円」! たしかに機械は減価償却しきったと思われる古い機種ばかりで、店もきれいとはいえない。けれども、大事なのは地域に根付いたコインランドリーで、お客様がたくさんいらっしゃるということ。
ドラマの中にも「このコインランドリーがなくなると困る」というような台詞が出てくるように、たくさんのお客様にご利用いただいている店なのです。それが100万円というのは、これは安いですよ。毎月どれくらいの利益が出ているかはわかりませんが、たぶん1年もたたないうちに100万円のもとは取れます。
凪さんと坂本さんはすっかり乗り気になり、コインランドリーの経営計画を立てます。これは初めて主人公がコインランドリーを経営するドラマになるのか。と興味を持って見ていましたが、昨日放映の第8話で凪さんが分担のお金を払えなくなり、買収は白紙に戻ってしまいました。
幸い、別の買い手が見つかったようでコインランドリーじたいは営業を続けることになったようです。地域の人々は引き続きコインランドリーを利用できることになって一安心。しかし、凪さんと坂本さんがふたりでコインランドリーを経営していくシーンが見たかったなぁ。
このコインランドリーと同じように、当店も「なくなったら困る」コインランドリーを目指して続けていきたいと思います。