日常のふとんのお手入れというと、どういうことを想像しますか?

ここにひとつの調査があります。

「布団干し」に関するアンケート/ネットリサーチDIMSDRIVEの公開アンケート調査結果

題名どおり「布団干し」に関するアンケート調査なのですが、この中で「ふとん(掛布団・敷布団)のお手入れとしてあなたが行っているものをお選びください(複数回答)」という質問項目があります。

これによりますと、お手入れ方法の一番は「天日干し」で54.8%、2位の「寝室の換気」の倍以上の得票です。圧倒的に天日干しをされる方が多いようですね。

「天日干しをすれば日光消毒になって衛生的にも大丈夫」と思っておられる方もいると思います。

ここでひとつのグラフをごらんいただきます。

天日干しでは細菌はあまり減らないどころか増える(株式会社グランセルの発表による)

このグラフは天日干しをする前と後、洗濯した後の細菌の生存率を比較したものです。

一般細菌の場合では、天日干し後に生存していた細菌は作業前の約7割でした。減ってはいますが、思ったほどではないですね。

真菌というのは病原性のある菌のことを言うらしいのですが、真菌は逆に天日干し後のほうが増えています。暖まったから増殖したんでしょうか?

どちらの細菌も、洗濯後には激減しています。

天日干しでは、細菌の数は思ったほど減らないんですね。当然、太陽の光が当たるのはふとんの表面だけですから、中の綿に潜んでいる細菌はあまり影響を受けないのでしょう。

このグラフにはありませんが、ダニアレルゲンも洗濯後には検出できないほどに減ったそうです。

ふとんもやはり洗濯をするべきなんですね。

3月16日から、コインランドリー爽は「ふとん爽洗い」と銘打って、敷ふとんも洗えるコインランドリーになります。